近視の低年齢化
皆さんこんにちは、春のイベントは満喫されていますか?暖かくなると、気分も楽しくなりますね。スタッフにもいろんなお話きかせてください。
さて、今回のテーマは「近視の低年齢化」。ここ最近、近視と診断される年齢が急速に低く、また近視の度合いも強くなってきています。早々話を進めてみましょう。
はじめに、30歳以上の方で、メガネをかけたことがある、またはかけている方に質問です。はじめてメガネをかけたのは何歳の頃でしょうか。きっと早い方で小学校高学年から中学校ごろではないでしょうか。小学校低学年のころといえば、まだメガネをしている子が珍しくはなかったでしょうか。
そんな時代を過ごした方が今、親になり子どもを持つようになり中・・・子どもの就学時健診や低学年時の学校検診でびっくり!・・・お子さんが「近視」と診断されたというのです。
このようなことは実際に起こっているお話で、園児が「近視」と診断されることもあります。自分たちが小さい頃には珍しかった低年齢の近視が増えてきているのです。
その原因としてやはりスマートフォン、携帯ゲームが挙げられますが、それらをあまり使用していない子どもでも生活環境、生活習慣によって視力が下がってきてしまうこともあります。大人と同じで、近視になってしまったらやはりメガネは必要です。小さい頃からメガネをかけさせることに抵抗を感じることがあるかもしれませんが、無理して遠くを見ようとすることは、かえって目に負担をかけてしまいます。逆に遠くが見えるように視力を引き出してあげることはとても大切です。
視力が落ちてしまった原因を探る検査では、子どもの視力を正しく引き出して測るために検者(視力を測る人)の高い技術が必要です。ひらばり眼科では、子どもの視力の専門家、視能訓練士が検査を行いますので、安心してお任せください!
大人も子どもも気をつけたい近視。スマートフォン、見すぎていませんか? 携帯ゲームにばかり夢中になっていませんか?普段の生活習慣を、一度親子で話し合ってみましょう!
(2016年5-6月 ひらばり眼科広報誌より)
2021年現在、ひらばり眼科では、子ども近視の進みかたを遅くするため、
生活様式の改善方法、目薬を使った治療法(低濃度アトロピン点眼液)の紹介、ある程度悪くなった近視でも進行抑制効果のあるオルソケラトロジー治療を行っています。