ひらばり眼科でのオルソケラトロジー
昔のひらばり眼科
当院では、1990年よりLASIKによる近視矯正に力を入れていました。2001年からは、軽度近視の患者様向けに「手術をしない近視矯正」としてオルソケラトロジーを導入しました。日本では成人の方向けの近視矯正法とされていましたが、海外ではお子様にも処方されており、近視矯正効果だけでなく近視の進行が抑制されたとの報告も多くありました。ですが、この頃は近視について発症機序や抑制方法は解明されていませんでした。
今のひらばり眼科
近年、アジアでは近視の低年齢化や強度近視の増加が問題となっています。2016年7月に近視・病的近視の発症機序や治療に関する学術研究の発展と、近視による失明予防の啓発を活動の目標として日本近視学会が発足しました。2017年には日本眼科学会「オルソケラトロジーガイドライン(第2版)」の改定がありました。
近視は、緑内障や網膜剥離などの眼疾患のリスクファクターになります。そのため、眼病予防として近視の進行抑制方法にさらに注力し、お子様の未来の目を守るために小学生のお子様に対しても積極的にオルソケラトロジーの処方に力を入れています。
お子様は身体の成長とともに目の形状も変化していくため、その都度レンズの規格を変更していく必要があることから、2018年より当院では「定額制プラン」を導入しました。現在は1年間で124人(2019年10月~2020年10月)と多くの患者様に新規申込みいただいております。
定額制プランについてや検査についてなど詳しいことは、随時コラムにてご案内していきます。また、コラムの内容にリクエストありましたら、お気軽にスタッフまでお声がけください。